2023.10.23DX

ABテストって何?ChatGPTが使える??デジタルマーケティングの極意(メール編 7)

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この記事は…

地方の中小メーカーの新米デジタルマーケティング担当の猫山が、自社のメールマーケティングに奮闘した軌跡、ちょっとしたTipsを(多分)余す所なくドラマ化した物である。軌道に乗り始めたと思っていたメルマガ。しかし開封率が低い……!?

(執筆:おりも みか/製造業ライター)

*編集部注:本記事はフィクションです。実在の人物団体などとは一切関係ありません。

■登場人物

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猫山(ねこやま):総務部の社会人2年目。お酒が強い。カフェや居酒屋巡りが趣味で、おいしいものと猫のブログを書いており、デジタル担当になった。

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⁠社長(富良座:ぷらざ):そろそろ老後のことが頭をよぎる60代。新しいアイデアを試すのがだいすき。無茶ぶりしがち。お酒がすき。

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総務部長(根津海:ねづみ):50代前半。Web黎明期からのネットサーファー。カメラが趣味。ご当地美少女キャラクターを常にチェックしている。

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⁠松本さん:PlaBase編集長。デジタルマーケティングについて教えてくれる。

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鴨鹿(かもしか):営業部の社会人2年目。猫山と同期。東京都出身。趣味は登山とトレイルランニング、冬はスキー。休みの日は1年中山にいるアクティブ派。

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SHIHO:謎のWebエンジニア。そして松本さんの強力なパートナー。前回AI疑惑が出たが、さらにChatGPT疑惑も。

■開封率って何%ならOK?

猫山と鴨鹿は早速ネットで「メルマガ 開封率」で調べてみることにしました。しかしさまざまな情報が出てきて、どの情報が正しいのかの判断がつきません。こういう時こそ、あの人に聞いてみよう!

猫山「たすけて松本さ~ん!」

松本編集長、すっかり猫山のドラえもんです。

松本編集長「はい、なんでしょう」

猫山「メルマガの開封率って、どれくらいだったらいいんですか?」

松本編集長「うーん、そうですね……。まず、メルマガの目的が、BtoBかBtoCかによって変わってきます。ぷらぷら~ざは取引先に送っているから、つまりBtoBですよね。エンドユーザーに送るBtoCよりは開封率は比較的高くなるんです。あと業種などによっても違ってきますね」

鴨鹿「それにしても、目安の数字とかってないんですか?」

松本編集長「メルマガツールを提供している企業各社がデータを公開していますよ。それを見ていると、だいたい20%前後が多いみたい。高めの分野だと30%を超えていたり」

猫山「うちのメルマガの開封率は15%だったので低い方……(震え声)」

松本編集長「改善の余地はありそうですね。そうだな、あとは……SHIHOさん、他にありますか?」


猫山(あ、例の。出ましたね……)

■デジタルマーケティングにはChatGPTが必須!?

突然オンラインミーティングに見覚えのある名前のBOTが入ってきました。自動読み上げソフトを使用しているのか、機械的な女の子の声が流れます。

SHIHO「ChatGPTに聞いてみるのもありですよ」

猫山「出た! 知ってますよ!  でも実はSHIHOさん自身がChatGPTなんじゃないですかぁ?」

鴨鹿「むむっ! ChatGPTですとッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

松本編集長「耳イッタッ!! 」

猫山「すいませんすいません」

鴨鹿「最近、いろいろなところでよく見聞きしますが、あれ、そんなことまで教えてくれるんですか!?」

SHIHO「はい」


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猫山「恐ろしい子! 松本さんが言っていたようなこと言ってるよ!」

鴨鹿「すげぇな!」

SHIHO「ChatGPTは、Pythonのコードから人生のことまで、いろいろなことを教えてくれますよ。そしてこれからの仕事、デジタルマーケティングやメルマガには、ChatGPTは必須になってくると私は考えています」

猫山「そうなんですね。そして私の疑問は、華麗にスルーですね」

鴨鹿「ふむふむ。自分、興味あります! 猫山さん! 俺がいろいろやってみていい!?」

猫山「(正直私にはよく分からないけど)鴨鹿さんにお任せします!」

鴨鹿「ありがとう!! ではSHIHOさん!!! ChatGPTについて教えてくださいっ!!!!!!!!」

SHIHO「では場所を変えましょう。鴨鹿さんのPCの方に別ミーティングの招待を送ります」

鴨鹿「了解です!」

■ABテストをやってみよう!

猫山はドタドタと鴨鹿が去っていくのを見送ります。嵐が去ったような静けさです。

松本編集長「鴨鹿さんとSHIHOさんがタッグを組んだら強力な戦力になりそうですね」

猫山「あの……SHIHOさんってどういう人…人?そもそも実在する人物??」

松本編集長「フフフ、頼もしいビジネスパートナーですよ」

猫山「えっと、あの、実在……」

松本編集長「で、猫山さんABテストってご存知ですか?」

猫山「(またスルーされた…)ABテストですか?」

松本編集長「はい、開封率の目安の数字が分かっても、やはりそれは目安でしかありません。統計的なデータを見ること、業界の平均を知ると同時に、自分たちのメルマガの開封率はどう変化しているのか、どうすればより読まれるようになるのかは、自分たちでいろいろテストしながら見ていくしかないんです。そのために行うのがABテストです」

猫山「なるほど…」

松本編集長「ABテストでは、必ず1つの要素だけで試すということが鉄則です」

猫山「要素というのは具体的にどんなことですか?」

松本編集長「送信者名、件名、送信日、送信時間……というようなものです。送信者名は女性の名前の方が開封率が良くなる…というお話を以前しましたね。それもABテストによって、送信者名を女性名と男性名で比較したからわかったことです」

猫山「なるほど。たとえば、メルマガは朝一番に送るのがいいのか、お昼前に送るのがいいのか……って一個一個チェックしていくわけですね」

松本編集長「そうです。ABテストでよくやってしまいがちな間違いは、一度にいくつもの要素を変更してしまって、結局どの要素が要因となって開封率に違いが出たのかがわからなくなってしまうということです」

猫山「気が付いた改善点はすぐに試してみたくなっちゃいますもんね」

松本編集長「そうなんですよ。なので送信時間をチェックしたいときは、それ以外の要素は変更してはいけません。同じ曜日、同じ送信者名で、送る時間だけを変えたメールを送ってみて、どの時間が一番いいのか……というのを、順次試していくんです」

猫山「そ……それって……すごーく時間がかかるやつです……?」

松本編集長「何事も一朝一夕にはいきませんよ!」

猫山「うえ~ん(泣)」

松本編集長「泣かないのっ!」

猫山「だって、これから忙しくなりそうなので……。特に今は、インボイス対応が……(泣)」

■結局SHIHOさんってなんなの…?

SHIHOさんとの個人ミーティングを終えた鴨鹿が、PCに向かって、ものすごいテンションでキーボードとマウスをけたたましく打ち鳴らしています。なんだか、やる気がみなぎっているように見えます。

おそるおそる、猫山は鴨鹿に声をかけます。

猫山「ねぇねぇ、ちょっと、どうだったの?」

鴨鹿「すごかったよ!!」

猫山「へぇ、そうなの?」

鴨鹿「すごく勉強になった!!!! 俺の業務にもChatGPTは使えそうだ!!!!  あ、もちろんメルマガにもね。早速営業部で使えるように、今稟議書を書いているところなんだ!!!! 」

猫山「そうじゃなくて……。SHIHOさんってどんな人? なの?」

鴨鹿「すごく優秀で!! とてもデジタルマーケティングに詳しい!! そして優しい!! 俺の師匠さ!!!!」

猫山「個人的な話とか……した?」

鴨鹿「サーフィンとかサップとかしているような海が好きな人で、そして子煩悩な感じ……。あと、自分の健康のことに気を使っていて、おすすめのサプリメントを教えてくれた」

猫山「え? SHIHOさん、そんな生活感ある話してたの?」

鴨鹿「自然を愛する者同士は……こう…引かれ合うんだ!!」

猫山「ニュータイプかよ……」

鴨鹿が、一体どこまでSHIHOさんと個人的な話をしたのか、そして結局SHIHOさん自身について、よく分からなかったけれど……。BotやChatGPTではなく、人類の可能性も出てきました。猫山はすっかり名探偵の気分で、今後も探りを入れていくことを決心したのでした。

開封率アップとABテストも頑張りましょう。

*猫山ノート*

・メルマガ開封率の目安を知るためには、配信サービスのコンテンツを活用しよう!
⁠・デジタルマーケティングにはChatGPTが使えるらしい!
⁠・ABテストは必ず1つの要素だけを変更してテストすること!


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⁠⁠>>>>連載「松本編集長が伝授!デジタルマーケティングの極意」一覧
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監修者

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松本祐介(まつもと ゆうすけ) 1979年生まれ。中学、高校、大学院と通算して8年間オーストラリアに滞在後、日本に帰国。バイリンガル。無類のコーヒー好きだったことからUCC上島珈琲に就職。その後、飲料原料の海外取引をメインに行う丸紅食料にて商社営業を経験。⁠結婚して家族が増えたことを機に富山にIターン。化学品専門商社の江守商事に転職。ここで初めて合成樹脂・プラスチックに出会う。富山、シンガポール、上海、オランダで海外経験・ネットワークを構築して帰国。その後、2015年に三井化学に転職。スーパーエンプラという極めてニッチな商材を扱う。⁠2017年から、金森産業の事業開発室に所属。化学品業界でのデジタルマーケティング支援を目的としたビジネスモデル「PlaBase ad」の事業推進に従事。

ライタープロフィール

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⁠おりも みか  新卒入社した玩具製造メーカーにて品質・生産技術担当として日本国内・中国工場での新規ライン立ち上げを経験。玩具、アミューズメント機器、医療機器、健康雑貨など主にプラスチック製品の開発・製造に携わる。結婚を機に退職し、現在は育児の傍ら製造業ライターとして活動中。
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⁠Twitter ID:@jilljean0506


新卒入社した玩具製造メーカーにて品質・生産技術担当として日本国内・中国工場での新規ライン立ち上げを経験。玩具、アミューズメント機器、医療機器、健康雑貨など主にプラスチック製品の開発・製造に携わる。結婚を機に退職し、現在は育児の傍ら製造業ライターとして活動中。⁠Twitter ID:@jilljean0506