環境に優しい取り組み:海外・化学業界トピックス vol.6

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いつもPlaBaseをご覧いただきありがとうございます。今回も編集部が注目した海外企業トピックを紹介ていきます。今回は、アビエント社のバイオ医薬品チューブやTotalEnergies社のテザーキャップ用途向けのHDPE樹脂などを紹介していきます。

SABIC & Partners が食品包装容器における認証済み再生可能 PP の使用を実証

SABICはインモールドラベリング(IML)分野専門3社と提携し、加工性、安全性、利便性を兼ね備えた高品質のモノPP薄壁容器包装における認証済みの再生ポリプロピレン(PP)樹脂の使用を実証した。

シングルステップ IML テクノロジーは、射出成形金型内でつなぎ目をなくした装飾を行う技術であるが、専用のラベルフィルム と高い技術によってコストパフォーマンスの高い製品が出来上がるという。成形部品とラベルフィルムの両方に認定された再生可能 PP 樹脂を使用することに加えて、得られたパッケージは既存の硬化 PP リサイクルの流れで再利用できる。

また、IML容器のラベル素材は大手グローバルサプライヤーであるドバイのタグリーフ社が製造したBOPPフィルムであり、これと合わせて調整されたSABIC認証の再生可能樹脂を使用している。

出所:SABIC and partners introduce first in-mold labeling solution with certified renewable polymers for food packaging containers

アビエント社、バイオ医薬品チューブ用の生物由来TPEを発売

米国のアビエントは最新のバイオ由来ヘルスケアソリューションである「Versaflex™ HC BIO TPE」を発表した。 バイオ医薬品のチューブの代替品として開発されたこの製品は、第1世代バイオマスが40%配合されており、従来の代替品よりも二酸化炭素排出量が低くなる。シリコーンやTPE といった主要な医療用チューブ材料に匹敵する溶接性、耐キンク性、引っ張り強度など性能を備えたグレードもある。また、生物由来グレードの温室効果ガス排出量はアビエントの「Versaflex™ HC BT218」グレードよりも、製品の開発から出荷にいたるまでの二酸化炭素排出量が 25%近く削減されるとしている。

出所:Bio-Based TPE for Biopharmaceutical Tubing Added to Avient’s Sustainable Healthcare Solutions

アセンド社が包装フィルム用のアモルファスナイロンを発売

アセンド パフォーマンスマテリアルズは、中国における包装関係の大規模展示会「PROPAK CHINA 2023」において、アジア市場向けに包装フィルム用の「HiDura® LUX アモルファスナイロン」を発売した。

Hidura® LUXアモルファスナイロンは、他のポリアミドと混ぜ合わせる特殊改質剤として使用され、収縮特性や光沢特性の向上、官能特性および酵素バリア性などが向上する。このフィルムはタンパク質包装用のシュリンクフィルム、熱成形フィルム、ファイバーボード包装用のバリア層での使用が最適である。

中国では腐敗や損傷により消費者に届かない食品の量を減らすために高性能の包装フィルムに対する需要が高まってきているが、Hidura® LUXアモルファスナイロンは酸化や吸湿を防ぐ働きがあるため、食品の腐敗を防止し保存期間を延ばすことができるとしている。

出所:Ascend introduces HiDura® LUX amorphous nylon for packaging films at ProPak China 2023

TotalEnergies社はテザーキャップ用途向けのHDPE樹脂を発売

TotalEnergiesは材料使用料を削減し回収率を向上するテザーキャップ用途向けの新しい高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂の商業発売を発表した。

この製品は、機械的特性と感覚的特性が強化されており、市場基準よりも少量の材料で同じ性能を実現できるため、飲料や化粧品のボトルなどの最終用途の二酸化炭素排出量が削減されます。さらに、分別とリサイクルを容易にするモノマテリアル PE 包装ソリューション向けに設計されており、循環経済を促進する。この製品は欧州のプラスチック製品の環境への影響の削減に関する指令に準拠している。

出所:TotalEnergies unveils new HDPE resin for tethered caps to reduce material usage

編集部より:
⁠今回も海外のプラスチック製品について紹介しました。医療現場の器具でもプラスチックが多用されていますが、人の命に関わることもあり、その性能や品質について厳しい基準が設けられています。アセンド社のバイオ医薬品用のチューブのように、本来のチューブのように医療現場で使用でき、かつ環境対応まで考慮された製品は医療現場だけでなくさまざまな場面で使用することができるのではないかと思います。

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