【松本編集長が行く! 突撃取材(日本編)】IPF Japan 2023 (前編)――TBM、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン、ハーモ、デンソン

皆様こんにちは! PlaBase編集長の松本です。
2023年11月28日~12月2日の5日間、幕張メッセ(千葉県)で開催された「IPFJapan 2023(国際プラスチックフェア)【第10回】」で突撃取材をしてまいりました。今回の前編では株式会社TBM、ソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社(現:SYENSQOグループ)、株式会社ハーモ、デンソン株式会社の4社を紹介します。
まず株式会社TBMの髙松頼信さんに環境に優しい素材として石灰石を主原料とするLIMEXを紹介していただきました。石灰石の配合により重厚感や高級感があり、脱プラスチックの紙とは異なる素材感が得られます。LIMEXのペレットの用途は多岐にわたり、カップやボトル、不織布のバッグなどを見せていただきました。また新しく始めたGreen Sourcing HubというECサイトではLIMEXをはじめとした環境に優しい素材を幅広く提供しています。LIMEXは様々な成形に適応可能で資料サンプルも提供されており、是非一度触って確かめてみてくださいとのことでした。
次にソルベイスペシャルティポリマーズジャパン株式会社(現:SYENSQOグループ)の佐藤保信さんにお話を伺いました。今回は3つの部門に焦点を当て、高機能性樹脂を紹介いただきました。自動車部門では、『超絶縁』と『高耐熱』の注目素材としてポリエーテルエーテルケトン(PEEK)が挙げられます。今回は、そのようなPEEKで作られたワイヤーを見せていただきました。また銅との優れた接着性を持つPEEKの開発にも触れ、その技術に驚きました。メディカル・コンシューマー関連部門では、手術器具の錆(さび)防止や軽量化を樹脂によって実現しています。さらに添加剤部門では150℃耐熱とUV耐性を同時に達成した添加剤を紹介していただきました。
続いてお話を伺ったのは、プラスチックの射出成形の周辺機器を製造・開発・販売している株式会社ハーモです。代表取締役社長の濵秀明さんと河口尚久さんには「TOTAL LINK」という、射出成形の周辺機器をロボットが一括で管理し、時間と費用を抑えることのできるという画期的なシステムについて紹介していただきました。展示場には実際に、射出成形の周辺機器に異常が発生したときにTOTAL LINKがどのように作動するのかを見ることができました。また、横山美奈子さんには樹脂輸送用ホースの脱着時間を短縮することのできる「ワンタッチカプラ」と、粉が少なく綺麗に樹脂の粉砕ができる「粉断機」を紹介していただきました。
最後は、デンソン株式会社の今井一仁さんに、同社で作っている「反転機」についてお聞きしました。反転機とは、樹脂加工の際などに使用される金型などの重量物を反転させるための機械です。金型などを反転させるためにクレーンなどを使用して反転させている企業も多いそうですが、デンソンで作られている反転機を使用すれば作業時間を短縮できる上に、作業中の事故を減らせるという安全面にも大きなメリットがあります。また、デンソンの反転機は「地面に埋め込める」という他にはない特徴も持ち合わせているそうです。
各企業について、詳しくはぜひ動画でご覧ください! なお「後編」の公開も予定しているので、引き続き楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。
