松本編集長が行く! 突撃取材(日本編)】GREEN MATERIAL 新機能性材料展 2024(前編)―エスジー工業、加飾技術研究会、富士フイルム和光純薬、リグニンネットワーク

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⁠PlaBase編集長の松本です。

今回は2024年1月31日~2月2日の3日間、東京ビッグサイトで行われました「GREEN MATERIAL 2024」の突撃取材の前編をお送りいたします。

まずはじめに、エスジー工業株式会社の宮﨑貞夫さんにお話を伺いました。エスジー工業は国内で苗向けの結束バンドを製造しており今回の出展では環境に優しい結束バンド「Bioアースグリーンタイ」を展示していました。この結束バンドは生分解性樹脂を原料としており園芸や畑などで使用されます。植物由来の原料から作られた「アースグリーンタイ」は野外など耐候性を必要とする場面で使用される結束バンドだそうです。また、いろいろな長さや太さの結束バンドがあり、エスジー工業の結束バンドは様々な場面で活躍できます。

「ぼっち・ざ・ろっく!」の「結束バンド」の件もご存じだった宮崎さんです。

続いては加飾技術研究会の伊藤達朗さんに突撃取材をしてきました。加飾技術研究会は現在200社ほどの企業が参加しており、加飾技術の情報交換や勉強会を通して交流を図っているそうです。加飾技術では見た目に華やかさを施すことが重要であり、フィルムなどを使用して質感を上げるといったことを行っていますが、現在は環境を意識した加飾技術や質感を上げるような技術も必要とされており、生分解性の素材を使用した加飾を施すことも進めているそうです。今回の展示会では多種多様な見た目や材質の成形品が展示されており、加飾技術の進歩に感動しました。

見る角度によって見え方が異なるなど、さまざまな加飾の事例は見ていて面白い!

続いては、富士フイルム和光純薬株式会社の水沼大さんにお話を伺いました。富士フイルム和光純薬では分析用の試薬を取り扱っており、今回の展示会では試薬の入っているガロン瓶を保護する「ガロテクト」を紹介していました。また、Wakoバイオマスプロジェクトという資源循環の推進プロジェクトに取り組んでおり、具体的には試薬を入れる包装資材をバイオマス材を使用しているそうです。富士フイルム和光純薬では年間15トンのCO2削減を目指しており、今後の取り組みに期待できそうです!

最近、地震が増えていますけれども……。ガロン瓶どうしよう問題。

最後はリグニンネットワークの山田竜彦さんに取材をしてきました。リグニンネットワークは新素材「改質リグニン」を企業や研究者たちと協力して世の中に出していく取り組みをしているコンソーシアムです。リグニンは植物の細胞壁に存在する成分ですが、杉に含まれているリグニンは特に安定性が高いため、商業用の素材として使えるように開発したものが改質リグニンの始まりだそうです。改質リグニンはベンゼン環が構造に含まれているため高性能なプラスチック素材の代替として使用できます。また、日本特有の種である杉を使用することで循環型サイクルの構築も実現できます。

上田ブレーキ株式会社では鉄道部材を製作する際に改質リグニンを使用することでバイオマス由来の割合を高めているそうです。また、株式会社天童木工では改質リグニンをFRPと融合して環境に適合した素材について紹介してくださいました。最後には「改質リグニンジャー」という改質リグニンについて説明をするアニメについて紹介していますので、詳しくは動画をご覧ください!

今、多くの人を悩ます「スギ」を役立てる、そして「改質リグニンジャー」って何じゃーっ?

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。