セメダインの接着技術について

接合技術は、機能の異なる材料を2つ以上接合することによって、今までになかったプラスαの機能をもった新規材料を産み出し、社会に貢献する事ができる技術です。
さまざまにある接合技術の中で接着剤による接着接合の優位点は、「異種材料の接合」ができる事です。接着接合では同じ素材だけでなくプラスチックと金属等、異種材料の組み合わせが可能となります(図1)。
また専門性の高い技能を問われることなく、誰にでも簡単に作業を行えることで、輸送機製造や交通システム、産業機器製造、電機・電子部品製造(図2)に広く採用されております。

図1 スーパーNo.X8008の各種素材に対する接着強度

図2 各種素材で形成される回路基盤の固定(白色部が接着剤)

接着剤は用途により種類・成分が多くあります。その分類をするときに、接着接合物にかかる外的応力を伝える「構造用途」に用いる接着剤か、外的応力を伝える必要のない非構造用用途に使用する接着剤かで区分する場合もあります。
例えば、航空機、自動車、車両などの構造部材の接着にはエポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、アクリル樹脂系接着剤など剛性が高く、一般的に接着強さの高い構造用接着剤が使われています。一方非構造接着にはビニール樹脂系、合成ゴム系、ウレタン樹脂系などの柔軟性に富む接着剤が使われています。
耐熱性や高い接着強さを求める構造接着は、剛性のアップによって優れた接着性能を示しますが、反面硬くて脆いというマイナス面があります。これに対し、非構造接着は、耐熱性や耐久性に不満足な面がありました。その為、両者のマイナス面をカバーする準構造用接着剤としてセメダインのコア技術の一つである弾性接着剤があります。ゴム状弾性体の硬化皮膜をもつ変成シリコーン系弾性接着剤は、柔軟で強靭という観点から、線膨張係数差の多き異種材料の接着に効果を発揮します。

『弾性接着剤とは』
硬化後にゴムの様な弾性体となる性状をもつ接着剤を、セメダインが新カテゴリとして提唱したものです。これまでの「剛」の物性を高める「硬くて強い接着剤」という考え方を180°転換して「しなやかで剥がれにくい接着剤という「柔」の考え方で開発した接着剤です。

弾性接着剤のガラス転移温度(Tg)は、図3のように-60℃です。また弾性接着剤の硬化皮膜は、接着剤接合の一般的な使用温度範囲より厳しい温度範囲の-60~100℃で柔軟なゴム状弾性体を示し、各種接着特性に良好な結果をもたらします。また、非常に高い柔軟性を保つことにより、硬化時に起きる「硬化収縮歪(一次歪)」や「外部からの圧力」「内部応力歪み(二次歪)」を接着層で吸収し分散させます。その為接着界面にかかる複合応力の変化を抑え、長期間に渡り、初期強度を維持します(図4)。

図3 Torsional feel attenuation type viscoelastic measurement data

図4

セメダインでは「強い接着から、剥がれにくい接着」をコンセプトとした「セメダインスーパーX」をはじめとする弾性接着剤を揃えております。自動車等剛性が求められる構造用途には「構造接着」と「弾性接着」技術を融合させた次世代構造用の接着剤の開発に取り組んでおります。

接着剤は接合だけでなく+αの機能を付与した導電性、放熱性、難燃性のタイプも存在します。
数多い接着剤の中からもっとも適した接着剤を選定するには、「使用目的」「何を接着するか」「接着するものはどのような構造か」「どのような方法で接着するか」「接着した物が何に使われるか」「その他(法的規制への対応等)」等、事前に接着に期待する役割を確認していくことが重要となります。
接着に関して御相談したい事が発生しましたら、ぜひセメダインにご一報お願いいたします。


【セメダイン株式会社】
セメダイン株式会社は、1923年の創業以来、日本初の合成接着剤メーカーとして「つける技術」を
モノづくりのソリューションとして提供しております。

製品情報は、以下、セメダインHPにてご紹介させて頂いております。
接着相談センターも開設しておりますので、ぜひご利用願います。
http://www.cemedine.co.jp/

最後にこの機会に是非実際に展示会場にて商品を手にとって頂きたく、

沢山のご来場をスタッフ一同お待ち申し上げております。

出展:12/5-7 幕張メッセ 第2回 接着・接合 EXPO 小間番号:34-27

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PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlabaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。