2020.01.22連載

【年始企画】プラスチック業界変遷【ポリスチレン編】

昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今年もよろしくお願い申し上げます!
PlaBase編集部のかんなです。

皆さま、そろそろ年始の疲れも取れて、ばっちりお仕事モードに入ったのではないでしょうか?そんなやる気みなぎる年の初めに、私と一緒にプラスチック業界の変遷を振り返ってみましょう。
温故知新とも言いますし。

というわけで今回、代表的なプラスチックである「ポリスチレン」に焦点を当てて業界の変遷をまとめました。

ポリスチレン企業の変遷


日本ポリスチレン
1997年、三井東圧化学(現:三井化学)と住友化学は共同出資会社として「日本ポリスチレン」を設立。しかし後に、主要需要家が海外生産へシフトする動きが加速し、原料価格も高騰した。合わせて、電気・工業分野や雑貨分野などにおける国内需要が大幅に減少し、 市場の拡大が見込めない状況となった。そのため、両社は中長期にわたって安定的に収益を確保することが困難であると判断し、日本ポリスチレンを解散。ポリスチレン事業から撤退した。

PSジャパン、DIC
2009年に日本ポリスチレンがポリスチレン事業を撤退したため、日本の汎用ポリスチレン樹脂メーカーは東洋スチレン、PSジャパン、DICの3社に集約された。

旭化成と三菱化学の共同出資により、1998年10月に「エー・アンド・エム・スチレン」を設立し、ポリスチレンの製造と販売を開始。日本の汎用ポリスチレン会社の1つとなった。

出光石油化学と大日本インキ化学は1997年10月に業務提携を組んだ。 出光石油化学は2003年4月にエー・アンド・エム・スチレンと事業統合し、その際に「PSジャパン」に名称変更した。大日本インキ化学は2008年4月に、「DIC」に社名変更した。

東洋スチレン
1998年、電気化学工業(現:デンカ)と新日鐵化学(現:日鉄ケミカル&マテリアル)、ダイセル化学工業(現:ダイセル)の3社が統合し「東洋スチレン」を設立。翌年の4月から営業を開始した。

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今回は、ポリスチレン業界の変遷について振り振り返ってみました。過去にさかのぼることでルーツをたどることができたと思います。

PlaBaseの過去記事には、ポリスチレンについて詳説したものもございますので、ぜひご覧ください。

プラスチックのことならプラ博世にお任せ!PSの巻

 

出典:石油化学工業協会『石油化学工業の現状 2015年』

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PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

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