プラスチックのことならプラ博世(仮称)にお任せ!PPその1

???
みなさん、はじめまして。
僕はプラスチックを愛してやまない研究員、プラ博世。見ての通り、頭はプラスチック原料で出来ているんだ。どう?うらやましいでしょう?
???
え!?はかせの頭はプラスチックでできてるの?
プラ博世
何言ってるんだい!君も頭全体が(中身も)プラスチックでできてるじゃないか!しかも、あたまのてっぺんにはプラスチックのPがついてるよ!あ、紹介が遅れました。彼は僕の大切な相棒、プラベくん。これからPlaBase上でプラベくんと共にたくさんプラスチックについて紹介していくよ。
プラべくん
あ、ほんとだ(笑)

プラ博世
じゃあ本題に戻るよ。いま、プラスチックは様々なところで大活躍しているんだ。ちょっと周りを見回してみてよ。プラスチック製品で溢れかえっていると思わないかい?

プラべくん
たしかに、プラスチック製品にかこまれてるね!

プラ博世
同じように見えるこのプラスチック製品なんだけど、実は全てが同じ素材とは限らないんだ。用途に合わせて素材もいろいろ、今もなお研究開発は進められているんだ。

プラべくん
まだ研究してるの??

プラ博世
うん。そうなんだ。プラスチック業界はまだまだ夢の途中。そして、これからもどんどん進化し続けるんだ。

プラべくん
へー、そうなんだ。まだまだ奥がふかいんだねー。
プラ博世
僕たち2人の使命はプラスチックの素晴らしさを知ってもらうこと。さっそく、今回はプラスチックの中でも一番多く使われているポリプロピレン(PP)について紹介していきます。一緒に楽しんでもらえるとうれしいです。

ポリプロピレン(PP)はいつ商品開発されたの?

ポリプロピレンは1954年、イタリアの科学者ナッタとモンテカチーノ社の共同研究によって重合され、商業利用が可能になったんだ。それまでは低重合度の油状のもの、合成潤滑油として一部で知られていただけ。
日本でも生産されるようになったのは1962年のこと。たくさんの会社が技術を導入しようと競い合っていたけど、三井東圧、三菱油化、住友化学の3社で生産開始。まさに高度経済成長期の真っただ中だったんだね。

どのように作られているの?

プラスチックの種類の中でも、ポリプロピレンは一番メジャーな材料。身の回りにあるいろいろな製品にも使われているから知っていると思うけど、裏側にPPと表記されている者はみんなポリプロピレンでできているんだよ。
ポリプロピレンの作り方。原油からナフサとう液体を作り、それを分解してできたプロピレンに高熱と圧力をかけて重合するとできちゃう。

日本では、どれくらい作られているの?

2016年の日本におけるポリプロピレンの生産量は2,466百万トン。これは熱可塑性樹脂全体の約25%、2番目に多い生産量なんだね。
生産量が多いのは幅広く使われているから。その理由としては、とにかく価格が安いってこと。そして比重が軽くて小さいから。
価格はグレードによって違うけど、一般的には1㎏当たり200円前後からと他のものに比べてもかなり安価。
比重は0.9前後で水にも浮くよ。これはエンジニリングプラスチックやポリカボネートなどと比較したら1~3割程度軽量。比重が軽いと、成形品の体積当たりのコストも安価になるってわけ。

成形材料として広く使われている理由は?

ポリプロピレンがいろいろな製品になっているのは、強度、耐摩耗性、耐熱性、対薬品性になどを持つ優れた素材だから。プラスチック成形加工がしやすい、他の素材と複合しやすいという柔軟性もある。
また、光沢があるから発色やデザインを重視する製品にも適している素材だということ。そして、リサイクル性が高い、環境にも優しいというのは今の時代にマッチしているね。

ポリプロピレンには弱点もある

いいところだらけのポリプロピレンだけど、弱点もある。ひとつは耐候性が悪いということ。例えば、日光にあたると白くなってしまうとか。その他、接着が困難、印刷には適さない、耐熱性が低いなどの弱点もあるね。
だから、その弱点を克服するために今後も研究開発は続けられていくだろうね。

ポリプロピレンは3つに分類される

ひと言でポリプロピレンと言っても、「ホモポリマー」「ブロックコポリマー」「ランダムポリマー」の3つに分類されているんだ。
ホモポリマーはポリプロピレンの単独重合体だけど、ブロックコポリマーとランダムポリマーは、コモノマーとの共重合体。
それぞれのよさを生かして製品化されているわけだけど、詳しい説明はまた次回に。

今回のまとめ

・ポリプロピレンが日本で生産され始めたのは1962年
・ポリプロピレンを作るには、ナフサを分解してできたプロピレンに高熱と圧力をかけて重合する。
・2016年のポリプロピレン(PP)生産量は2,466百万トン。
・安価で比重が軽いことから幅広く使われる。
・ポリプロピレンの長所は、強度、耐摩耗性、耐熱性、対薬品性、リサイクル性に優れていて成形加工しやすいこと。
・ポリプロピレンの短所は、耐候性が悪い、耐熱性が低い、印刷に不向き、接着が困難なこと。
・ポリプロピレンは、ホモポリマー、ブロックコポリマー、ランダムポリマーの3に分類される。

名付け親募集します!

プラ博世・プラべくんの名前を今後広く募集します。詳細が決まりましたら改めてみなさまにご案内いたしますので、ふるってご応募くださいね!

 

キャラクターデザイン/たてかよこ

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PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlabaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。