高機能プラスチック展レポート -ユケン工業株式会社様-

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2018年5月9日(水)から11日(金)の3日間、インテックス大阪にて開催された「高機能プラスチック展」のレポートをお送りする。「高機能プラスチック展」とは、「軽量化」「金属代替」「エコ素材」と注目の集まる高機能プラスチックの成形加工機械から材料技術に至るまで、プラスチック産業に関するあらゆる技術が出展されており、関西と関東でそれぞれ年に1回ずつ、計2回開催される国内最大クラスのプラスチックの展示会である。

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ユケン工業株式会社(本社 愛知県刈谷市)

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昭和12年創業のユケン工業は、表面処理のリーディングカンパニーとして薬品の開発・製造から表面処理加工まで幅広い事業を展開している。自動車用金型市場での冷間鍛造やプレス金型のPVD加工において、国内シェアNo.1を誇っている。

様々な素材を対象に、どこよりも早くから、どこよりも高い技術で、表面技術処理のプロフェッショナルとして世界中で活躍しており、蓄積されたノウハウをベースに、幅広い視野から研究を行い、多角的な事業を展開している。

同社の事業内容は大きく化学薬品事業と加工品事業の2つに分けられる。

化学薬品事業は、各種表面処理剤、電子部品用薬品、ニューセラミックバインダーといった表面処理に関する薬剤の開発・製造・販売を行っている事業である。

一方で加工品事業は、イオンプレーティング加工、樹脂メッキ加工など顧客からワークを預かり処理をする事業部である。

本展示会で出展されていたのが、主に金型などへの表面処理に用いられるイオンプレーティング法を用いたYコートと呼ばれるセラミックス皮膜のコーティング処理である。同社のYコート処理には使われる皮膜原料やその成膜手法などによって様々なタイプがあるが、その中でも今回の高機能プラスチック展では樹脂成形金型向けのコーティング皮膜『タイプBL』及び『タイプBLプラス』を中心に展示されていた。

タイプBLは面粗度は従来のYコート処理と比べ緻密であり、耐食性・防汚性・耐摩耗性・生産性にすぐれた処理方法である。実際に会場でBLタイプの処理サンプルを拝見したがその表面は(図1、2)顔が映るほどであり従来の処理に比べて緻密なことは一目瞭然であった。

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図1 タイプBL:表面状態

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図2 タイプBL:防汚性向上

金型において成形品の金型からの離れやすさ離型性というのは課題の1つであるが、このタイプBLは化学的に安定なセラミック皮膜ゆえの高い撥水性(=低表面エネルギー)により、樹脂材料が付着しづらく高い離型性も実現している。

タイプBLプラスは、タイプBLに対して更に離型性を向上させた処理方法である。金型素地表面に特殊ディンプル加工を施すことで、樹脂との接触面積を低減し高離型性を実現させている。「白化」「とられ」「離型剤塗布」などの離型問題の解決を可能としている(図3)。

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図3 タイプBLプラス:離型性向上

また、フッ素系コーティングに比べ耐熱性に優れ、ガス付着を抑制しガス腐食にも強いことから長期間優れた離型効果を発揮してくれる。

もちろんこれらのコーティング後の寸法変化は極小に抑えられている。

なお、タイプBL、BLプラスを含めたYコート処理であるが、

ワークサイズはφ500×500mm 耐荷重 360kg

までのサイズが可能である。

提案型営業を掲げている同社は顧客の悩みにひとつひとつ対応してくれるそうだ。加えて、研究開発に積極的で、自社内で成形機を保有し、皮膜開発から耐久性評価まで一貫して行える体制を整えている。下記のURLをクリックし、タイプBLプラスの動画を、一度、ご覧いただくことが早いだろう。

今回はプラスチック展であることから樹脂金型に対するコーティング技術を中心に紹介されていたが、その適用範囲は樹脂以外も可能である。

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<ユケン工業株式会社様のお問い合わせ先>

ユケン工業㈱
国内営業部 TL営業課
花村 友寛
〒446-0053
愛知県安城市高棚町土井ノ内123番地
TEL 0566-73-2131  FAX 0566-92-7134
hanatomo@yuken-ind.co.jp
URL.http://www.yuken-ind.co.jp

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PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。