あの会社も出展している!高機能プラスチック展 レポート第2弾

7月2日に投稿した「高機能プラスチック展レポート -ユケン工業株式会社様-」の記事に引き続き、今回も展示会に出展した企業様にフォーカスを当てて参ります。各社展示会には自社イチオシの技術を惜しみなく披露しているので、どのブースも非常に見ごたえがありました。
それでは今回も最後までよろしくお願いいたします。
株式会社クラレ
株式会社クラレは独自の微細加工技術で作製したスタンパーと呼ばれる金属型で、μm単位の微細な凹凸を形成した微細パターン付きのフィルムを出展していた。
その技術の応用分野は、精細な画質を実現するとともに、高光利用効率で省エネに貢献しているヘッドアップディスプレイ用中間スクリーン、バーチャルリアリティを実現するための課題である格子状模様を解決したヘッドマウントディスプレイ用ソフトフォーカスフィルタ、光利用効率を低下することなく光源を広視野に拡散させるLED照明用の高効率広視野ランダム拡散フィルム、微細パターンの形状に応じて光が「屈折」「反射」「散乱」「回折」することで様々な光の模様を表現するLEDイルミネーション用異方性拡散フィルム<レジェンダ®>など。これからの技術に欠かせなくなりそうなフィルムである。
株式会社日東
(株)日東が出展していたのが240種類以上の細菌・真菌・藻類に有効な高性能抗菌樹脂ペレット「エヌ・クリアー」である。「エヌ・クリアー」はマスターバッチであり、製品加工の際に同製品をベースの樹脂に一定量添加することで、抗菌樹脂製品の製造が可能となる。抗菌効果が長期持続し生活環境に害を与える数多くの菌に有効であり、添加率を低く設定しても効果が期待できるため、経済効果も高く、日常生活のあらゆる製品に使用することができる。
日本タルク株式会社
日本タルク(株)はタルクの国内トップメーカーとしてサブミクロンタルク(0.6μm)を世界で唯一商業生産している。特に同社で開発された「NANO ACE」シリーズは板状形状を維持したまま超微粒子化、最大粒子径が調整されているため、従来のタルクが適用できない、先端電子材料分野への展開など、タルクの新しい可能性が注目されている。

また同社はパール顔料の中国トップメーカーである「河北欧克精細化工股份有限公司」の国内総代理店であり、色彩、基材、機能性の異なる800種以上の製品を展開している。その取引実績は取引90年以上におよぶ。
日立造船株式会社
日立造船(株)で出展されていたのが、植物トチュウ(杜仲茶の原料植物)の生体内で合成された天然トランスポリイソプレン「トチュウエラストマー®」である。

植物由来、疎水性の軟質ポリマー、優れた耐衝撃性・引張特性、低温可塑性、細胞毒性/皮膚感作性なし・アレルゲンフリーといった特性があり、耐衝撃性や高延性に優れた高機能バイオ材料として、スポーツの他、医療や化粧品などの分野で展開しているそうだ。
http://www.hitachizosen.co.jp/technology/functionality/
アルケマ株式会社
アルケマ株式会社はフランスに本社を置き、ヨーロッパ、北米、アジアに生産拠点と研究所を擁する化学メーカーである。
本展示会では高機能ポリアミド製品、接着剤ソリューションおよびナノ制御技術を応用した新規開発材料等の製品が展示されており、適用分野も自動車やその他の一般産業、コンシューマー向け製品と多岐に渡る。
従来製品の流動性や透明性を保ったまま、剛性や靭性を向上させた透明強化ポリアミドが提案されていた。独自の組成を用いることで、高強度、薄肉成形性を有する新素材となっている。
柔軟な高耐熱性樹脂「アポリヤ」はオレフィンの柔軟性とポリアミドの耐熱性を両立させた新しいタイプのエラストマーであり、工業用チューブやシート・フィルム、電線など様々な用途で検討されている。
ケンモールドサービス株式会社
ケンモールドサービス株式会社では、射出成形において生産効率をアップするための金型部品を開発・販売をしている。
「脱着式金型冷却回路システム」は従来ねじ込み式であった各種部品をプラグ式にすることで、金型の加工の手間の大幅の削減、冷却回路のメンテナンスの簡易化を可能にしたシステムである。
射出成形金型内ガス排気システム「エコウインド」は金型に滞留するガスの除去を目的としたシステムである。ガスが滞留しづらい為、金型内部に樹脂が回り易くなり成形品表面外観の改善になるとともにガスが抜ける事により成形圧力の低減が期待できる。

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。
