【松本編集長が行く! 突撃取材(日本編)】人とくるまのテクノロジー展 横浜(後編)――旭化成、住友化学

Image

いつもPlaBaseをご覧いただきありがとうございます。PlaBase編集長の松本です。

前編に引き続き「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」での突撃取材の様子をお送りいたします。後編は旭化成株式会社と住友化学株式会社の2社です!

まず、旭化成株式会社の前田雅俊さんにお話を伺いました。展示場には車に使われるバッテリーカバーが展示されていましたが、ガラス繊維織物とポリアミド樹脂を複合させたLENCEN™が使用されています。また、成形技術とCAE(コンピューターシミュレーション)を利用しており、金属の部分を樹脂化したらどのようになるのかをシミュレーションすることで、車体の大幅な軽量化を図ることができるとのことです。

⁠次に旭化成エレクロトニクス株式会社の阪本一馬さんにEV向けのEngine Sound Creator(ESC)について伺いました。EV車は静音性に優れている反面、加速感が分かりにくい場合がありますが、ESCを搭載することでスポーツカーのような迫力のある音をだしたり、加速感を感じやすくなったりと安全で快適な運転をサポートすることができるそうです。実際に私も、ESCのエンジン音を聞いてみました!

最後は、住友化学株式会社です。

まずは住友化学の金子みかさんに取材をさせていただきました。住友化学では現在、廃棄物等から得られるエタノールを脱水してプラスチックにリサイクルするという取り組みと、回収した廃プラスチックを直接オレフィンに分解してリサイクルをするという2つの取り組みを行っています。リサイクルされたプラスチックは包装材や自動車部品など様々な用途に使用されています。

西山奈那さんには、住友化学で開発されている再生ポリプロピレンについてお聞きしました。同社はリバーホールディングスと提携して回収した車の廃材を選別し、新たに車の部品にするという循環型リサイクルを行っています。実際にリサイクル材料から作られた商品を見せていただきましたが、従来の製品と見分けがつかないほど酷似していました。

住友化学では、回収したアクリル廃材を原料として製品をリサイクルするマテリアルリサイクル、車やパソコン部品等の廃材を原料とするケミカルリサイクルにも取り組んでいます。ケミカルリサイクルの工程では、外部ヒーターと摩擦熱を利用してアクリル樹脂を分解し、気化したモノマーを冷却すると石油由来の製品と同等の製品が出来上がるそうです。これらの技術に加え、リサイクル品のコストについての課題など、和氣孝雄さんにお話を伺いました。

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。