松本編集長が行く! 突撃取材(海外編)】Fakuma 2024(ドイツ)――松本編集長ライブ配信 feat. 松井製作所 

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2024年10月15~19日に、ドイツのフリードリヒスハーフェンで、工業用プラスチックおよび加工をテーマとした国際展示会「FAKUMA」が開催されました。約39カ国、1600社以上の企業が集結し、射出成形技術や、熱成形・造形技術、押出技術、積層造形・3Dプリンティングや金型加工など、多岐にわたる最新技術を披露しました。

今回、PlaBase松本編集長が、FAKUMAの現地取材に行ってまいりました。旭化成株式会社、Polyplastics Europe GmbHへの取材の様子を納めた動画は、下記の記事でご案内していますので、ぜひご覧ください。


>>こちらから

今回は、PlaBaseとしては初の試みとなった、海外展示会現地でのライブ配信のアーカイブ動画をお届けいたします。FAKUMAから見える、ドイツならではの製造業事情にご注目ください。
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■今回、PlaBase初の試み! そして強力な助っ人登場

ドイツ現地での通信環境がよく分からない中で、松本編集長はもちろん、動画配信のサポートスタッフたちも初経験。今回、サポートスタッフは日本に待機で、PlaBaseからは松本編集長のみドイツへ飛びました。

ドイツ現地では、FAKUMAに出展していた松井製作所のドイツ現地法人の責任者を務めていらっしゃる笹原 一樹さんという心強い仲間が合流! SNSやウェビナーに慣れた松井製作所の面々も、海外からのライブ配信は初体験ということでした。

さて、「どうなることやら」と迎えた当日でしたが、松井製作所と、最新の通信やスマホの技術に助けられ、無事ライブ配信を実施できました。現地時間は午前10時であったところ、 日本は夕方の17時の配信となりました。ご覧いただいた皆さま、本当にありがとうございます。



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PlaBase編集長の松本ですっ!(たまに画面が回っちゃったのも、ご愛敬……♡)

現地では笹原さんがガイド役になり、松本編集長と一緒に企業ブースを訪問。

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松井製作所 笹原さん

松本編集長と笹原さんは現地の人たちと英語を話していますが、周囲ではドイツ語が多く飛び交っていたようです。何にしても、笹原さんと松本編集長が日本語で会話をして説明をしてくれています。

■松井製作所とドイツのパートナー企業との取り組み

3:27~

配信の最初に笹原さんが、ドイツ現地の製造業のことや展示会の来場者や出展社たちの事情について解説してくださっています。ここでは、日本の展示会と少し違う事情についてお話ししています。


8:00~43:00


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最初に、松井製作所のブースにお邪魔しています。ブースコンセプトや展示について笹原さんが説明してくださっています。今回は、コンフォーマルクーリングのインサートの設計・製造を担うドイツ企業で、松井製作所のパートナー企業であるContura MTCと共同出展し、ドイツの顧客のさらなる開拓を狙いました。ここでは、日本では未発表の技術や、ドイツの成形現場ならではの需要についてもお話してくださっています。

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ここでは、インサート成形品のリサイクル成形の事例や、Conturaら複数のドイツ企業が連携して行っている海洋プラスチックの活用、インサート成形で悩ましい金型の錆に対応すべく水管にコーティングが施せるConturaの新技術、Conturaと同じく松井製作所のパートナー企業のenestyの流量監視システムなど、パートナー企業とのさまざまな取り組みについて紹介しました。

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ブースの一角、来客向けの喫茶コーナーでは日本酒やラーメンなどの日本の食事をふるまいました。上の写真は、現地でふるまわれていた鶏そぼろ丼です。資料をお渡しするためのバッグには浮世絵を配し、ドイツの皆さんに日本文化の魅力をアピールしました。


■会場内を移動中

43:00~

このタイミングで展示エリアを移動しています。笹原さんは歩きながら、いくつか目に留まったブースや、笹原さんがオーストリアの大手射出成形機メーカー・ENGELによる自動車向けギガキャストの取り組みについてお話してくださっています。

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■Simpatecと謎の釣り竿体験

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「グーテンモルゲン!(おはようございます)」と声をかける笹原さん

47:05~59:00

松井製作所のパートナー企業である、ドイツのエンジニアリング企業のSimpatecのブースに到着です。「Moldex 3D」などのCAE販売代理店でもあり、設計開発の段階からの構造解析や樹脂流動解析などのコンサルティングや技術サポートも提供しています。


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ふぇ? 釣り? シミュレーション? 釣りゲーム? 何?

「シミュレーションについて理解してもらいましょう」と言われた後、笹原さんはなぜか釣り竿を持たされます。笹原さんは、「あなたは1人の開発者です」と言われますが……、え? どういうことですか? ちなみに「シミュレーション担当」(Simpatecの方)だという方も控えています。

そして、謎の箱の中にあるものを釣ってくださいと指示されます。釣る対象は箱の中にあり、かわいらしい空間になっています。釣り人、もとい開発者役の笹原さんには中が見えないようになっています。シミュレーション担当の方が、笹原さんの代わりに箱の中をのぞきながら、吊り上げたいものの場所などを口頭で伝えながら、うまく釣れるように誘導します。


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箱の中

これ、「製品開発における射出成形シミュレーションがどういうものなのか、釣りで表現してみた」というコンセプトなのです。ちょっとシュールな感じで、松本編集長が、ちょっと戸惑っていました(笑)。大の大人たちが繰り広げる謎の釣りゲーは、5分ほど行われました。

ちなみに釣り竿は物を作る手段(射出成形)であり、「Fischen」(釣り:ドイツ語)と書かれた箱は「Moldex 3D」など、SImptecが取り扱うCAEソフトウェアを表しているそうです。確かに、ブラックボックスは、CAEのことを説明するときによく出てくる比喩ですね。

このゲームでは、ものづくりにおけるシミュレーションやCAEのスペシャリストの役割の重要性を伝えたかったみたいです。笹原さんが、このゲームを通じてどういうことを説明してくださっていたのかを、解説してくださっています。きっと、「あー、なるほど」と思っていただけると思います。併せて松井製作所とSimpatecが協業する理由である、射出成形現場でのシミュレーション活用の課題についても解説してくださっています。



■欧州射出成形機メーカーの雄・ENGEL

1:00:20~1:08:58

ドイツ人の働き方事情や現場事情に触れつつ、先程少しだけ話が出てきたENGELのブースへ移動します。

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到着しましたが、さすがの大手。大変混雑していました。ブースでは自動車業界を担当する方が対応してくださいました。最初に、自動車のヘッドランプにおける欧州固有の開発事情について笹原さんが解説しています。

欧州の夜道は、とにかく暗い。ヘッドランプではどういう工夫がなされているのか。ENGELは、ヘッドランプが製品として抱えるさまざまな課題を一体成形技術で丸ごと解決しているとのことでした。併せてスプルーなどの廃材を活用したリサイクルの取り組みについても取り上げています。


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他、非常に大きなバッテリーパックのパッケージなどの事例も展示。小型から大型まで幅広い規模の成形に対応していますが、特に自動車業界の大型成形はENGELが非常に注力している分野の1つということです。



■Scientific Moldingとは

1:09:00~

笹原さんいわく、射出成形関連のセンシングについても興味深い動きがあるとのことです。ざっくり「成形を科学する」という意味の、「Scientific Molding」という概念が欧州の製造業でよく出てくるとのこと。いわゆる「カンコツ」に頼らない、数値に基づいた射出成形をして、現場の人たちの負荷を減らしましょうという考え方です。次の企業ブースに向かう途中で、笹原さんが欧州でその考え方が重視されてきている背景について解説しています。



■EPFは、あのメーカーさんの代理店

1:11:00~

次に到着したのは、芝浦機械のイタリア販売代理店であるEPFです。医療向けの射出成形現場向けの自動機やロボットを展示していました。


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■ハンガリーのスタートアップ CAVITY EYE

1:12:29~1:17:40
CAVITY EYEはハンガリーのスタートアップ企業。金型のキャビティ内の圧力をセンシングして監視するシステムを開発しています。こうしたデータの収集や分析により射出成形不良を未然に防ぎ、量産性も品質も担保しようというものです。小型射出成形機「BOY XS」でのシステムのデモを披露していました。


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■射出成形の水廻りを自動制御するFrigel

1:18:05~

イタリアのチラー・水廻り設備の総合メーカー Frigelのブースに到着。松井製作所のグリーンモールディングソリューション協会の加盟企業です。射出成形のサイクルに合わせて冷却水を自動制御する装置を展示していました。

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■ドイツの景気

1:20:57~

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会場内を歩いていると、どこかの展示ブースから「ササ!」(笹原さんの愛称です)とたまに声がかかる笹原さん。ドイツに駐在して5年になる笹原さんですが、現地の知り合いや友人もたくさん増えたそうです。

「IPFとFAKUMA、どちらが規模が大きいのかな」「ドイツ語だらけやね」と会話をしているうちに、「ドイツ、今、景気悪いんですよね」という話になります。今、展示会の視察を禁止している企業もあるらしく、出展社数は多いけれども、来場者が例年より少なめとのことです。


■でかいARBURG

1:24:57~1:31:05

「この企業、海外の展示会で、いつも長蛇の列なんですよ」と松本編集長。ずっと気になっていたそう。

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ドイツの大手機械メーカーであるARBURGのブースです。長蛇の列は、ブース内で行われている射出成形ラインのデモで作られた製品がコンベヤで運ばれて出てくる成形品を見に来た人たち。そしてARBURGのブースは、とにかくでかい……! 商談ブース凄い……!(語彙力) 動画からうまく伝わるか分かりませんが、ぜひご覧ください。ARBURGの出展内容や電動機に関する取り組みについても笹原さんが考察してくださっています。


■そろそろ配信終了……!

1:31:05

当初、1時間くらいを予定していたライブ配信は1時間半以上に及びました。

松井製作所のブースへ戻りながら、ドイツの金型投資事情についての話を。日本と違い、ドイツは金型にとにかく投資をして、金型自身にさまざまな機能を持たせ、複雑な工程をなるべく一度にこなせるよう、射出成形を自動化していくことがトレンドだと笹原さんは言います。

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笹原さん、帰還した!


2025年は、Kショーの開催年です。Kショーでも笹原さんと一緒にライブ配信ができたらいいですね! 笹原さん、広い会場の中を松本編集長と歩いてくださり、ありがとうございました。大変お疲れ様でした。

この時に話題に上ったトルコのプラスチック国際展示会「Plast Eurasia Istanbul 2024」でのライブ配信は、その後、実現しています。そのライブの模様も後日、ご案内します。お楽しみに。


これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。